社労士試験と行政書士試験の同一年ダブル受験の難易度について経験者が語ります!

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(2019/2/7 追記、再構成)

昨年(2019年)の8月に、慣れない勉強をし過ぎて「躁うつ病」と診断されてしまった私。

その2週間後に受験した「社労士試験」には敗れてしまいましたが、そこから何とか歯を食いしばりながらも独学で挑んだ「行政書士試験」には67日という超短期間の勉強で合格することが出来ました。


社労士試験の結果に関する記事は⬇️コチラ!
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行政書士試験の結果に関する記事は⬇️コチラ!
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今回は、そんな私が経験した「社労士試験と行政書士試験の同一年ダブル受験」について、経験者だからこそ語れる実体験を皆様にお伝えしてみたいと思います!

私が「社労士&行政書士の同一年ダブル受験」を実践したくらいなのですから、他にも多くの方がこれにチャレンジしたり、チャレンジしようとしているのではないでしょうか?

きっと、社労士試験受験予定者の中には「合格発表まで何もせずに待っているのは嫌だな」とか「せっかく勉強癖がついた頃だろうから勢いで他の資格も受けたいな」とか、理由は様々でも「社労士と行政書士のダブル受験」を検討している方は沢山いらっしゃるのだと思います。

そういう意味でもこの記事が、そんな皆様の参考になってくれれば嬉しいですし、ちょっとした道標として活用してくださるのであれば喜ばしい限りなのです。

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それでは以下、目次となります。最後までお付き合い頂ければ幸いです。

同一年ダブル受験のスケジュール

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同じ年に社労士試験と行政書士試験を受験しようとすると、当然ながら日付の関係で社労士➡️行政書士の順番で試験を受けることになります。


まず社会保険労務士試験は例年「8月の最終日曜日」に、行政書士試験は例年「11月の第2日曜日」に実施されます。

その日程を私が受験した昨年のケースに当てはめてみると、8月25日(日)に「社労士試験」を受験した後、僅か77日後の11月10日(日)に「行政書士試験」を受験するという流れになるわけです。

こうして改めて確認すると、恐ろしいほどにタイトなスケジュールですよね!

ちなみに、受験資格の関係などで年をまたいで行政書士試験➡️社労士試験の順番で受験する方もいらっしゃるのでしょうが、その場合には社労士試験まで約9ヶ月もの期間があるので対策は可能でしょうし、同一年ではなくなるので今回の話題としては取り上げていません。

それでも両資格取得に興味をお持ちなのであれば、この記事も少しは参考になるかも知れませんので、引き続きお付き合いくだされば嬉しく思います。

まずは社労士試験の受験から!

それでは、まず最初に受験することとなる「社会保険労務士試験」について、私の感想やら何やらを語ってみたいと思います!

とにかく範囲が広くて難解な社労士の勉強

社労士試験は基本的に以下の10科目から構成されています。

①労働基準法、②労働安全衛生法、③労働者災害補償保険法、④雇用保険法、⑤労働保険徴収法、⑥健康保険法、⑦国民年金法、⑧厚生年金保険法、⑨労務管理その他の労働に関する一般常識、⑩社会保険に関する一般常識

各科目ともに試験範囲が広くて難解なので、「①労働基準法」から勉強を始めて「⑩社会保険に関する一般常識」まで一通りの学習が終了する頃には、①労働基準法の内容なんて全く覚えていないほどに月日が流れてしまっています。そんなものです。そして皆さんも私も、こう思うのです「膨大な範囲で果てしない…」と。


そのうえ、この試験を最も難しくしている要因は各科目に足切りラインと呼ばれる「合格基準点」があることです。

試験科目のうち1科目でも合格基準点を下回ると他の科目が満点であっても不合格となるため、科目の取捨選択が出来ずに全てを満遍なく学習しなければならないという点です。

これが私を含め、社労士受験生を苦しめる最大の敵であり、大きく立ちはだかる壁となるわけですね。

同一年ダブル受験の最大の壁は社労士試験!

前述したように、この試験では全ての科目に足切りラインがあるため「難しい」とか「苦手」とか「コスパが悪い」とか、そんな理由でどれか1つでも科目を捨てることが出来ません。

ですから理解困難な「年金科目」も、細かい論点の多い「雇用保険」も全てマスターしなければならないのです。本当に大変なのです。

私の場合、もうそんなこんなで慣れない勉強での複雑かつ難解な論点把握が続いてしまい「なんだか調子悪いな…」という日が徐々に多くなっていきました。

そしてお盆休みの9連休で病院に行った際に「躁うつ病」と診断をされたのです。もう衝撃でしたね…

それから社労士試験直前の約2週間は、ほぼ何も勉強出来ずに過ぎ去りました。勉強を始めてしまうと吐き気や頭痛が酷くて悲惨でしたから…


それ程までに私にとって「社労士試験は難解な試験」であって、この「社労士試験」を突破できるかどうかが、この同一年ダブル受験の最大の壁になるのではないかと感じています。

続いて行政書士試験の受験!

ようやく「難解な社労士試験」を終えたと思っても、息つく暇もなく次は「行政書士試験」が目前に控えています!

一般的には勉強時間600時間

行政書士試験に合格するために必要な勉強時間は、下表の通り一般的には600時間と言われています。

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600時間の勉強と言えば、一睡もせずに勉強したとして25日、1日8時間勤務・8時間睡眠でそれ以外は勉強したとして75日、毎日4時間勉強したとして150日。

まぁ一般的にはそんな感じなのですが、正直、人によって勉強方法、集中度合、使用テキスト、生活環境など様々な点に違いがある訳で、あまり勉強時間で考えるのはナンセンスな気もしますが、感覚的には働きながら毎日2〜3時間ほど勉強して1年かけて合格するというスタイルが基本という認識で良いのではないでしょうか?

やり方次第では短期合格も可能?

ただ、勉強のやり方次第では2ヶ月程度の短期間でも行政書士試験には合格できるのだと感じています。働きながらでも有給などを上手く活用しながら本気で取り組めば「やってやれないことはない!」そんな気がしています。


私の場合は、病気の影響があって30分勉強しては1時間休憩、また30分勉強しては1時間休憩という繰り返しで、集中力を持続できないコトを考慮した勉強法を取り入れていましたが、健康的な皆さんであれば私以上に1日の勉強時間を確保できるでしょうし、集中して勉強可能でしょうから、私なんかよりもグッと合格の可能性は高くなるとも考えられるのです。

とりわけ「行政書士試験」は、初学者でも非常に取り組みやすい資格試験なのではないでしょうか?

そう感じる理由は次の5点あたりでしょうか?基本的には社労士試験との比較となりますが…

1.問題が解きやすい
社労士試験みたいな長文問題が少なくて計算問題がない。変な引っ掛け問題も少ない。そして条文や判例知識を問うストレートな問題が多いため、暗記すればするほど得点に結びつきやすい。


2.試験範囲が広くない
捉えどころのない科目が「一般知識等科目」だけであって、その一般知識等科目もクイズのような問題が大半なので勉強しなくても対処は十分に可能。主要科目も実質的に「行政法」「民法」「憲法」の3科目だけ。


3.捨て科目がつくれる
社労士試験の如く全科目に基準点があると全科目満遍なく勉強しなければならないが、行政書士試験では出題数が少なくてコスパの悪い科目(商法)を完全に捨てられる。これが兎にも角にも最大の勝因となり得ます!


4.基本的に条文と判例の暗記
条文と判例をおさえるのが勉強の基本となり、横断学習や法改正などが基本的にないので勉強内容が非常にシンプルで取り組みやすい。


5.勉強が意外と苦にならない
社労士試験みたいにメチャクチャ細かい暗記事項なども特になく、「生活に身近なルールの暗記」=「勉強」的な感じなので、それほど勉強が苦にならない。

まぁあくまで私の個人的な意見ではありますが、行政書士試験に関して言えば「効率的な勉強」さえ出来れば、短期学習でも十分に合格レベルに達することが出来るはずです!

まとめ

ダブル受験に費やした期間と費用について

私がダブル受験に費やした期間は
社労士試験217日
行政書士試験67日

そして費やした費用は
社労士試験80,860円
行政書士試験29,912円

となります。

これでけの期間と費用の差があるにも関わらず、まさに反比例するが如く社労士試験は不合格行政書士試験は合格という結果となりました。

ダブル受験の難易度=社労士試験の難易度+α

確かに資格試験に対する「向き不向き」なんてモノもあるのでしょうが、それだけでは語れない難易度の差が「社労士試験」と「行政書士試験」の間にはあるのだと思います。

そう言えば、とある有名な資格予備校の講師が何かの動画で赤裸々に語っていたのを思い出しました。「司法書士になりたくて勉強を続けていたのだけれど、合格できない年が続いてノイローゼになりました。そこで目標を変えて社労士試験を目指して講師になったのです」と。


この「社労士試験と行政書士試験の同一年ダブル受験の難易度」を語るとき、きっと「社労士を目指していたのだけれど、私は行政書士になりました」そう話す方もいらっしゃるのだろうと思います。

私自身も結果的にそうなるのかも知れません。「社労士試験」「司法書士試験」この辺りの難関資格を目指すのであれば、人生を賭けるほどの「覚悟」がなければ、そもそも「難易度」なんて話自体に及ばないレベルなのかも知れません。


そこまでセンチな気持ちにさせる社労士試験。2度目の挑戦となる今年が私の最後の挑戦となります!そう覚悟を決めて挑むのですが、その程度の覚悟では通用しませんかね?



この無料書籍、貰っておいて損はないですよ!
数に限りがあるようなので、お早めにどうぞ。


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