ラーメン店開業(独立)を夢見る人たちに是非とも読んで貰いたい本2冊を紹介!


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元ラーメン店主がおすすめするラーメン本2冊!

約8年にわたってラーメン屋を営んでいた私。

そんな私が、これまでの経験等を踏まえて「ラーメン店開業(独立)を夢見る人たちに是非とも読んで貰いたい本2冊を紹介!」なんてタイトルで記事を書いてみることにしました。

皆さんが抱く「独立開業の夢」は素晴らしいものだと思います。ただ「夢を見る前に現実をみよう」そういう側面もあるので、この記事を書いてみました。

それでは以下、目次となります。ラーメン好きな方も、そうでない方も、開業予定の方も、そうでない方も、ぜひ最後までお読みいただければ幸いです。

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『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋・・・』川田利明

まずご紹介するのは、プロレスラーとして一世を風靡し、現在は『麺ジャラスK』というラーメン店を自ら営む川田利明さんの本です!

何故この本を最初に紹介しようと思ったのかというと、本書がラーメン店を含む飲食店経営の実態を赤裸々に語った内容になっていると感じたからに他なりません。

ちなみに本の帯にはこう書かれています。

全国の店舗数は約30,000軒
必要な開業資金は1,000万円
10年続くお店はたったの1割

これが全国的にみるラーメン店の実態であって、恐らく競争の激しい都内であればもっとシビアな数字になるのでは?

年間の出店数が3,000店を超え、3年以内に潰れるお店は8割に達すると言われる厳しいラーメンの世界。本書は『麺ジャラスK』の店主でありプロレスラーの川田利明さんが、成功のための「してはいけない」逆説ビジネス学を辛口で伝えています。

しょっぱなからこんなことを書くのもなんだけど、この本を読んで「こんなに大変なら、やっぱりラーメン屋になるのはやめよう」と思ってくれる人がいてくれたほうが、俺はいいと実は思っている。こんなに成功する確率が低いビジネスに、人生を賭けてチャレンジするなんて、本当に無謀なこと。チャレンジというより、これはもうギャンブルだからね。(著者より)

この本に書かれていること全てに同調するつもりはありません。ただ、私が友人から飲食業を始めたい旨の相談を受けたなら、きっと全力で止めてあげると思います。まずは本書を手に取って読んでみることをおすすめします!


『ラーメンを科学する』川口友万

次に紹介するのは、研究者たちの知見を集結した史上初のラーメン科学読本です!


年間消費量60億食超!国民食の「うまさ」を科学の力で解明!おいしい「だし」「麺」はいかにして生まれるのか?ラーメンの「おいしさ」は何によって決まるのか?

そんなことを追求していく本書の「おしながき」(目次)を、ここでは紹介してみたいと思います。

1.ラーメンの味は「うま味」で決まるのか?
2.飲んだ後のラーメン、なぜ美味い?
3.おいしい「麺」とは何か?
4.つけ麺はなぜぬるいのか?
5.無化調ラーメンとは何か?
6.インスタントラーメンの科学
7.名店の味を再現しているのは誰か?
8.人は、なぜ「ずるずる」とすするのか?
9.なぜあの店に行列ができるのか?

本書内では「ラヲタ用語の基礎知識」や「三河屋製麺のこと」「中華蕎麦とみ田へ行った話」などなど、楽しい話題も盛り沢山となっています!



川口友万【カンゼン】2017/12/18発売
「楽天ブックス」のみ新書の取り扱いとなり、Amazonでは高額中古品のみの取り扱いとなっています。ご注意を。(2020/3/28現在)

はっきり言って面白いですよ!この本。ラーメンが好きなら楽しく読めるのではないでしょうか?また、ラーメン店開業予定者にとっては勉強になる部分も多々あると思いますよ!

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まとめ

さて、ここまで「ラーメン店開業(独立)を夢見る人たちに是非とも読んで貰いたい本2冊を紹介!」と題して、ラーメンに関する書籍をご紹介させていただきました。

こうした記事を書く旨をウチの妻に伝えてみたら「もうお店をやるのは絶対にイヤ!お店やるのなら離婚します!」とまで言っておりました…

確かに体力的にはキツいですし、「いつか行列がなくなってしまうんだろうな…」なんて不安感に襲われてしまうし、ラーメンの試食が増えるので高血圧症になってしまいますし、まぁ色々と大変は大変ですよ。


とはいえ、私的には「やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が…」なんて思ったりする部分もあるもんで、なんとも言えないのが本心なんですけどね。

こんな本⬇️もあったりしますし、要は「自分の人生は自分でしか決められない」ということですよね。



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生き方、働き方、商売の仕方。今後5年で、すべてのルールが変わる。今までのやり方を捨て、変化に対応できる者だけが勝つ。無知こそ武器だ。バカになって飛べ!こっちの世界に来て、革命を起こそう。(著者メッセージ)