行政書士試験の一般知識『文章理解』対策!
まもなく令和2年度・行政書士試験の本試験日(11月8日)がやってきますね。
もうこの時期に突入したら「やる!」しかないわけですが、直前期に入ったことで焦る気持ちや不安な気持ちに押しつぶされそうになっている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんななか私はというと、この季節はどうにも昨年の「67日|行政書士試験チャレンジ」の記憶が蘇ったりしております。
社労士試験に落ちた悔しさをバネに必死に勉強したことや、合格するために色々と戦略を練ったこと。そしてなんだかよく分からない「一般知識等科目」なんてものに翻弄されたことなどを。
もうあれから1年が経つわけですが、この時期になると私のブログにおいても、行政書士試験に関する記事が普段に比べてよく読まれるようになります。
特に⬇️下にリンクを貼った「一般知識等科目を攻略法する!」なんて記事のアクセス比が高くなるようで、やはり多くの受験生が「一般知識等科目」の足切り対策に悩んでいるのだと感じています。
ということで今回は【令和2年度|行政書士試験対策】一般知識等科目・文章理解の『神頼み攻略法』を検証!なんてタイトルを付して、行政書士試験では絶対に落とせない一般知識等科目のなかの『文章理解』にフォーカスして、その問題の攻略法なんてものを検証してみたいと思います!
ただ事前にお断りしておくと、今回の内容はあくまでも「神頼み攻略法」であるため、真っ当な試験対策ではありません。
その名のとおり「神頼み」的な要素が盛りだくさんなわけですから、あくまでも1つの考え方であることをご理解のうえ、以降の記事をお読みくださいますようお願いいたします。
と、前置きが随分と長くなってしまいましたが、それでは検証して参ります!
まず始めに
例年、行政書士試験・全60問のうち、最後の3問は「文章理解」といわれる問題が出題されています。
もう直前期に入った受験生の皆さんなら、この3問がいかに大切で、絶対に落としてはいけない問題なのだということは十分に理解されていることでしょう。
ただ、年によっては出題傾向が違うようですし、難易度にも幅があるようですが、如何せん全く対策を練らないというのも不安ではありませんか?
そんなとき、この攻略法を知っていれば少しは時間の短縮になるでしょうし、少しは正解率を上げることができるかも知れません。
平成30年度・問題59を検証!
この平成30年度の問題59の検証は、昨年の記事でも紹介したのでご存知の方もいらっしゃるでしょうが、念のため再度ご説明してまいります。
まず文章理解3問中、この「神頼み攻略法」の対象となるのは、⬇️下の画像のような形式の選択式問題に限ります。
平成30年度の問題では3問中この問題59だけが、その対象となっていました。ちなみに平成元年度は3問中2問がその対象でした。
まずは問題文を読む前に、この答え群から正解肢を推理してまいります。
この問題で解答すべきことは①〜⑤の中で「正解」はどれか?というものなのですが、問題文を最初から読んで①〜⑤の選択肢をすべて検証していっては、あまりにも時間がかかり過ぎてしまいます。
そこで最初に、選択肢Ⅰ〜Ⅴの縦列で最も重複する数の多いものに◯をしていきます。それが上記画像の赤◯となりますが、お分かりいただけますかね?
そしてその結果を見ると、最も重複した選択肢を含んでいたのは②と④の4つ重複ですよね。続いて①と③の3つ重複となります。
もうこの時点で、2つしか重複していない⑤が正解である確率は相当に低いのではないかと考えます。
それを踏まえたうえで最初に正誤判断をすべきは、最も重複数の多かった②と④ということになります。私的には、もうこの時点で正解は②か④でほぼ間違いないだろうと考え、問題文に戻って検証を始めます。
結果、正解は②となります。
令和元年度・問題59を検証!
続いて私が受験した令和元年度の試験問題に移ります。
この年の対象問題は「問題59」と「問題60」の2問となります。まずは「問題59」から検証してみます。
上述した平成30年度の試験問題同様に、最も重複しているものに◯を付けていきます。
すると最も重複数の多かったのは②と③で5箇所すべてが重複していたことがわかります。続いては残りの①④⑤の3つ重複という状況ですね。
もうこの時点でどの肢から正誤判断していくべきかはお分かりですよね?そう恐らく②か③が正解なのだろうと考えるわけです。
そしてそれを前提にして、順番に問題文を当てはめていけば良いのです。結果、正解は③となります。
令和元年度・問題60を検証!
それでは昨年度の最終問題となった「問題60」も検証してみます。
もう既に2問の検証を行なってきたので「神頼み攻略法」がどんなものなのか、少しはご理解いただけたのではないでしょうか?
それでは「問題60」の正解肢をみてみましょう。
最も重複している肢は②の全て重複しているパターンですね。続いてが①の3つ重複となっています。
こうなれば、どの肢から正誤判断していくべきかはもうお分かりですよね?そうです②から正誤判断の検証をすすめていくべきなのです。
もし問題文を当てはめていって「あれ?②じゃなさそうだぞ…」なんて感じたなら、続いて①の検証に入れば良いのです。そうすることで、随分と時間短縮になりますし、正解率が向上するのではないかと私は考えて実践しております。
結果、この問題の正解は②となり、意外と素直な問題だったわけです。
まとめ
さて、ここまで【令和2年度|行政書士試験対策】一般知識等科目・文章理解の『神頼み攻略法』を検証!なんてタイトルで、私が昨年度の試験で駆使した文章理解の攻略法をご紹介してまいりましたが、如何だったでしょうか?
友人から拝借した平成30年度の試験問題と、私が受験した令和元年度の試験問題だけの検証となったので僅か3問分のデータしかありませんが、それでも適応率は100%でしたから、これはこれである程度信頼のできる攻略法なのではないかと感じております。
ただ、ここで紹介した本試験問題3問は全て素直な問題でしたが、なかには引っ掛け問題を出題してくる可能性もあると思います。
例えば5つすべてが重複している肢が1つだけあって、続いて4つ重複している肢が2つあるような場合、この問題の正解肢は4つ重複している肢のどちらかである可能性が高いと考えられます。このようなパターンは予備校の模試なのでよくみられたモノでした。
ですから色々な引っ掛けパターンなども考慮しながら「神頼み攻略法」を絶対視することなく、これを有効活用して貰えたら嬉しいです!
それでは最後になりましたが、本試験当日、行政書士試験受験生の皆さんが自分の実力を思う存分に発揮できるよう願っております!そしてその努力が実ることを信じて共に頑張りましょう!
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