【行政書士として新規登録】その費用や必要なものなどを紹介!(東京時々埼玉)


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行政書士として登録してみた!

令和4年(2022年)末、ついに行政書士として登録してしまった…

そう、私の場合は「登録した」というよりは「登録してしまった」という表現が適切なのだと思います。

本当は社労士・行政書士のダブルライセンスでの開業を目指すも、これまで4年連続で社労士試験に落ち続けている私。



行政書士試験は令和元年度に合格したのですが、社労士試験については令和元年度から令和4年度まで4連敗中なのです…


「今年こそは!」と意気込んで受けた今年度(令和4年度)の社労士試験、総得点は合格ラインに達するも選択式試験で足切りにあってしまい不合格という結果に…

そしてその結果を踏まえ、私はこう考えたのです。「今回の試験に落ちたことには意味がある」のだと。

そう、きっと社労士試験に合格する前に「やるべきことがある」のだと。

そしてそれは「行政書士として、まずは実務をちゃんと覚えなさい」という神様のお告げなのではないかと…


いやぁさすがに我ながら強引な発想だという気がしないでもないですが、というか無茶苦茶な気もするのですが、兎にも角にも令和4年、私は行政書士として新規登録することにしたのです!

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行政書士として新規登録する前に決断すべきこと

行政書士として新規登録申請をするにあたり、まず最初に決めなければならないことは「どこの都道府県に所属するか」ということです。

他士業のことはよく分かりませんが、行政書士会は大元に日本行政書士会連合会があり、その下に各都道府県の行政書士会があるようです。


そして「どこに事務所を設けるか」で所属する都道府県行政書士会が決まるわけですが、一度その都道府県の行政書士会に登録すると他の都道府県に事務所を移転する際、つまり所属する都道府県行政書士会が変わるとき、また数十万円の費用をかけて登録をし直さなければならないという何とも不思議かつ理不尽な取り決めがあります。

まぁ行政書士法の絡みなんかがあって仕方ないのでしょうが、こんなヤクザみたいな組単位制度はやめて欲しいんですけどね…


ちなみに私は東京都と埼玉県の県境に住んでいるため、東京都と埼玉県のどちらで登録しようか随分と悩みました😓


結果的に東京都で登録することにしたのですが、その最大の理由は「登録申請の段階で事務所を設けなければならない」という要件を満たすためでした。

そもそも開業前に事務所を設けなければならないなんて、結構ハードル高いですよね。

ですから当初はシェアオフィスを借りようと思ったのですが、それは認められないのだそうです。東京・埼玉の両事務局から「ダメ!」と言われてしまいました…

そうしたらもう私的には自宅開業しかないわけで、私は東京都行政書士会へ登録することに決めたのです。


ちなみに、東京都では事務所要件を満たしているか否かは自分で撮った写真数枚を貼付した資料で判断してくれるのですが、埼玉県はその支部長さんが実際に事務所を見にくるのだそうですよ😱


一応、必要とされる事務所設備を列記しておきますね。

①事務スペース及び接客スペース
②照明及び電源設備・通信回線設備
③事務用机・椅子
④書類等保管庫(容易に移動できないもの、鍵がかかるもの)
⑤電話
⑥プリンター・FAX・コピー機等
⑦パソコン等
⑧用紙、事務用品等収納庫又は収納棚
⑨業務用図書及び図書棚


行政書士新規登録申請について

そして登録(所属)する都道府県の行政書士会が決まれば、その公式サイトから申請書類のフォーマットをプリントアウトし、記入し、持参しなければなりません。

持参する日は事前予約制でして、その口ぶりからは毎日受付しているわけではなさそうでした。私の場合は、電話予約を入れた翌週に設定されました。


基本的に提出書類は案内や記入例を見ながら書けば特に難しいことはないのですが、必要書類(住民票、身分証明証、事務所の使用権を証する書面など)を準備しなければならず、また指定書式なので記入例を見ながら作成するのに時間がかかってしまい、私は丸2日をこの準備に費やしてしまいました。

特に「履歴書」は「義務教育終了以降、無職や休職期間も記載し、現在の状況まで明確になるよう中断なく記載すること」が求められますので、それを調べたり確認したりするのが大変でしたね…

まぁこれから行政書士となるのですから、こんな自分の申請書類くらいで手間取っていてはダメなんでしょうけどね😅


まぁなんとか書類を揃え、事前予約した提出日に東京都行政書士会へ行く日となりましたが「あれ?これってスーツかなにか正装して行くべきなのかな?」と思いつつも、とりあえず私服で行くことに。

まぁ私的には私服で行って正解だったかな?と思います。書類を提出して待つこと約10分、「確認が終わりました。通知が1ヶ月半ほどで届くと思いますのでご確認ください」と、あっけなく終了しましたから。


ちなみに書類提出から行政書士登録までの標準期間は以下のとおりです。

東京都:約1ヶ月半埼玉県:約3ヶ月

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登録にかかった費用、その他の費用など

それでは次に、登録にかかった費用をご紹介してみたいと思います。

《申請書類提出前に振込》
入会金:200,000円、登録手数料:25,000円

《申請書類提出時に持参》
東京都行政書士会会費3ヶ月分:21,000円、政治連盟会費3ヶ月分:3,000円、登録免許税:収入印紙30,000円

まずはこれだけで計276,000円も使ってしまいました😂

ちなみに埼玉県行政書士会では、会費が年額60,000円、政治連盟会費が年額6,000円となっているので、維持費だけ見れば東京都で登録するよりも埼玉県で登録した方が少し安いみたいですね。



それから、登録完了後に購入するか否かを問われるのが「バッジと領収書」です。

バッジはこのブログトップに画像を載せていますが、その方式は「ネジ式」と「ピン式」があり、1個3,000円で1人各種1個までの販売となるようです。

領収書は1人3冊までの購入で、1冊300円となります。

私はピン式のバッジ1個領収書1冊を購入することにしました。


また、必ず準備しなければならないのが「職印」です。

請求書や領収書など日常業務で頻繁に使うことになる印鑑ですね。

東京都では登録完了後に「行政書士職印届」という書類の提出を求められますし、埼玉県では申請時に必要となります。

ネットで色々と調べてみた結果、私は最もコスパの良さそうな【印鑑の匠ドットコム】というネットショップで購入しました。


公式サイト>>印鑑の匠ドットコム

職印:8,480円

これはとても良い買い物だったと思います😊


ちなみに職印のサイズは決まっていて、東京都は「一辺15mm以上〜24mm以下の正方形の角印」、埼玉県は「18mmの角印」となっているので、購入前には注意が必要です。


そして「事務所の表札」も必ず作らなければならないのですが、これはAmazonで格安なショップを発見しました!

これも良い買い物ができたと思います😊


さてと、ここまで様々なことにお金を使ってしまいましたが、自宅開業で事務所備品も既存のもので対応してきた私でさえ、この他にも住民票や登記事項証明書、交通費などなどを含めると支払総額は約30万円にもなってしまいました。

ですからどんなに安く済ませようとしても、東京都で行政書士として登録するには最低でも30万円ほどのお金が必要だということです。



登録を終えて

申請書類提出から約5週間後、東京都行政書士会から郵便物が届きました。

中には「登録・入会完了通知及び登録証交付式(研修会)の案内」という紙が入っており、登録・入会年月日(行政書士として業務を開始できる日)、登録番号、会員番号が記載されていました。


そして、その月の末の平日13時から17時まで「登録交付式及び研修会」というものがあるらしく、これには必ず出席しなければならないのだとか。

ただ現在は新型コロナの影響でオンライン参加も認められているとのことでしたから、私はオンラインで参加することに。

そして遂に行政書士となった私
これから毎月、行政書士会費等7,000円の支払いが始まるなぁ〜

思わずそんなことを呟いていたら「支部会費3ヶ月毎に3,000円お支払いください」といった内容の手紙が所属支部から届きました…

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今後について

さて、ここまで『【行政書士として新規登録】その費用や必要なものなどを紹介!(東京時々埼玉)』なんてタイトルで、私の行政書士登録の過程などを長々とご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか?


これで晴れて行政書士先生になったとはいえ、なんの実務経験もなければ知識もない状態ですから、これから様々なことを勉強しなければなりませんし、そもそも自分が行政書士として何をやりたいのか?何ができるのか?まずはそこからスタートしなければならないのです。

また「今年こそは社労士試験に合格する!」と決めて今回が最後の挑戦となるわけですし、本当に気合を入れて頑張らなければ全てが中途半端で終ってしまう可能性もあるわけで…


ですから、これからの約8ヶ月間、大好きなドラマ鑑賞も我慢しつつ来年の社労士試験が終わるまでは次の3つに注力して行こうと決めました!



生活費を稼ぐ!
これまで同様、現在の仕事を継続して生活費を稼ぎます。


社労士試験の勉強をする!
最低でも1日2時間、社労士試験合格に向けて勉強を継続します。


行政書士実務を覚える!
行政書士会の研修に参加したり本を読んだりして実務の習得に努めます。

この3つを並行して日々過ごしていくのは大変なのでしょうが、それでも仕方ありません。自分で決めたコトなのですから。


まぁ私の残りの人生、あとどれくらいなのかは分かりませんが、自分がやりたいコト、やるべきコト、やれるコト、とにかくあまり深く考えすぎず可能な限り「後悔しない選択」を続けていきたい。そう思っています。