行政書士試験の難易度を少しでも下げるタメには、勉強戦略を立てるコトが最も大切です!

f:id:arikitakansha:20191115155119j:plain:w400

毎年4万人程度の方が受験する国家資格「行政書士」試験。

合格率も例年10%前後と、決して高くはない難関資格に位置づけられる国家資格試験です。

そんな「行政書士試験」に、わずか67日の勉強期間で挑戦した私の『勉強戦略』と本試験を終えての感想や反省みたいなものを、今回の記事にしてみたいと思います!

少し長文になってしまいましたが、気楽にお読みいただければ幸いです。

短期間で行政書士試験合格を目指すためには『戦略』が必要です!

67日という短期間で行政書士試験合格を目指すためには、まず、周りから何と批判されようが、馬鹿にされようが、となりの芝生が青く見えるトキがあろうが、とにかく自分で決めた勉強スタイルを信じて、ひたすらに決めた課題を黙々とクリアしていく強い精神力と、それを可能にする戦略がとても大切になります。


本当にこのテキストで良いのか?みんなはもっと効率的な勉強をしているのではないか?魔法のような凄い予想問題集があるのではないか?などなど色々不安になって、予備校の直前講座をチラ見してみたり、アマゾンやヤフオク・メルカリなどで新たなテキストを探してみたりすることは絶対にしてはいけません!完全に時間のロスです!

と、自分にも強く言い聞かせるべき事項を確認したところで、行政書士試験の勉強戦略について考えていきます!

まず、行政書士試験は基本的に総合得点180点以上を取ることが出来れば合格できる絶対評価試験であることを再認識しなければなりません。


f:id:arikitakansha:20190913220953p:plain:w500


その上で、一般知識科目等には足切りラインがあるコト、各科目毎に足切りラインがある訳ではないため科目の取捨選択が可能だというコト、行政法・民法だけに記述式の問題が出題されるコト、等々を考慮し、あらゆる情報を集約しつつ多面的に検討を進めて戦略を練る必要があります。

などなど色々と考慮すべき事項を考慮しながら本来ならばもっと詳細に進めるべき事項なのではありますが、あまりにも長文になり過ぎる点に配慮して、今回は全体的な『勉強戦略』を各科目に落とし込んだ『各科目別勉強戦略』なるモノとして、簡単ながらも各科目毎にご紹介していきたいと思います!

各科目別戦略!と本試験時の感想など

もう既に皆さんもご存知の通り、行政書士試験は大別して6科目に分類されます。ここでは試験で出題される順番ごとに各科目をピックアップしてまいります!

基礎法学

出題比率:8点/300点(2.7%)

計2問で8点、試験全体の僅か3%弱しか出題されない基礎法学。

そんな僅かな出題比率しかない割に、捉えどころのない出題範囲。といいますか出題範囲なんていう概念が存在しない法令科目です。

正直、予備校各社の模試や市販の予想問題さえも解く時間が勿体ないと思われ、完全にスルーするのが正解だと判断しました。普段の勉強で培われている自分の常識を信じるしかありません!


まぁ今年の本試験でも、こんな問題、一体誰が予想できたと思いますか?

ちなみに私は本試験の直前、令和元年の今回の試験第1問目は「①番にマークしよう!」と思い、試験開始の合図と共に最初にした作業は第1問目を①番にマークするコトでした。それなのに、それなのに、改めて問題を読んで①か⑤で迷い、悪魔の囁きに導かれて⑤番にマークを変更したのでした…

憲法

出題比率:28点/300点(9.3%)

まず、憲法条文100条くらいはトイレやテレビのCMタイム等々の隙間時間を使って丸暗記しました。正直、憲法の条文暗記なんてものは「勉強」ではないですから、こんな単純な暗記作業は隙間時間で片付けてしまうのが一番です!

まぁ条文暗記は特に難しいところもないのでスムーズに進みましたが、条文を1周させた後は「判例知識」と一緒に覚えていく必要がありました。


それを考えると、やはり効率的な学習は私が今回の試験に向けて憲法の勉強に唯一使ったテキスト「択一六法」を使用するコトで良いのだと思います。

字が小さいのがネックなので老眼の方にはオススメしませんが、私はこのテキストと模試だけで4/5問とれたので、このテキスト中心のインプット学習が最良なのかも知れません。

ただただ黙々と「条文」とその解釈基準となる「判例」の組み合わせを覚えるイメージで良いのではないでしょうか?


f:id:arikitakansha:20191114131416j:plain:w300:h380

2020年版 司法試験&予備試験 完全整理択一六法 憲法【逐条型テキスト】<条文・判例の整理から過去出題情報まで> (司法試験&予備試験対策シリーズ)


行政法

出題比率:112点/300点(37.3%)

行政法を制するものが行政書士試験を制する!と言っても過言ではないことに誰も異論はないでしょう。

とにかく条文と判例の暗記を徹底してパーフェクト正解を狙います!というか狙うべきですね!!


私は行政法だけは過去問を解きました。過去問の使い方は人それぞれなのでしょうが、基本的に過去問は「出題傾向を確認」するための資料だと私は考えています。

よく「過去問を○周した!」なんて話を聞きますが、そんなコトに意味ってあるんですかね?よく分かりませんが、行政法だけはインプットした知識の定着に過去問が使えると感じました。


まぁ兎にも角にも行政法は「条文と判例の暗記」これに尽きます!

行政書士試験に下手な小細工は不要だと思います。ここに大半のエネルギーを投入するので正解でしょう!

やはり、ここも使うテキストは「択一六法」になってしまうんですよねぇ。私は決してココの出版社の回し者ではないのですが…

まぁ67日という短期間で16/19問を正解できたのですから、行政法の勉強方法は間違っていなかったと思います!


f:id:arikitakansha:20191114131505j:plain:w500

2020年版 司法試験&予備試験 完全整理択一六法 行政法【逐条型テキスト】<条文・判例の整理から過去出題情報まで> (司法試験&予備試験対策シリーズ)


2020年版 司法試験&予備試験 完全整理択一六法 民法【逐条型テキスト】<条文・判例の整理から過去出題情報まで> (司法試験&予備試験対策シリーズ)


民法

出題比率:76点/300点(25.3%)

うーん、記述式問題がなければ完全に捨てたい科目ではあったのですが、記述式だけで40点もの配点があり、択一と合わせると全体の1/4もの比率を占めるので勉強しない訳にはいかないんですよねぇ。

というコトで、ここは記述式に重点を置いて「テーマ」ごとに勉強していくのがベストだと判断しました。

もう「伸るか反るか」の勝負ですね!「予想テーマ」が当たれば高得点、外れれば…


それでも67日の勉強期間で民法まで仕上げるのは至難の技ですから、「テーマ」を絞って勉強するという方法は悪くないと思いました。

まぁ今年であれば「意思表示」「不動産物件変動」「法定地上権」「抵当権」「債権者代位」「留置権」「共有」「賃貸借」「相続」「認知」そんな感じかな?なんて考えていたので、記述2問目の「共有」は完璧にとれましたから。

択一に関しては時間が全く足りなかったので、3/9問なんていう結果になってしまったのですが…


民法はとにかくアウトプットが必要ですね。問題を読んで理解して反応する訓練を積む必要があると思います。

問題をいかにこなすかが勝負の分かれ目です。時間のない私には無理でしたが…

商法・会社法

出題比率:20点/300点(6.7%)

はっきり言って、時間があるのであれば「絶対に勉強した方が良い科目」だと思いました。

範囲が広い割には全体の1割にも満たない得点配分ではありますが、とにかく基礎知識しか問われない科目ですね。


私自身は「商法総則」だけを勉強して、あとは同じ番号にマークする戦略を取りましたが、それは時間がないから仕方のない選択であり、時間に少しでも余裕があるのならば少しの勉強時間で満点が取れるかも知れません。

それくらい「商法・会社法」だけが基本的事項を問われる試験科目だと言えるのだと思います。


ちなみに私は1/5問しか取れなかったので、もうこれ以上は何も言うコトはありませんが…

一般知識等

出題比率:56点/300点(18.7%)

何だか試験委員の方々も方向性が定まらないのでしょうか?

一昨年の過去問、昨年の過去問、今年の本試験問題、これが同じ国家資格試験の問題ですか?と考えさせられるモノだったと思います。

誰がこんな問題を予想できましたか?

私も「一般知識等科目の厳選7テーマ」なんてタイトルで色々と出題されそうな問題を予想して勉強しましたが、正直「時間を返せ!」と言いたいですね。

だいたい、個人情報保護法関連が1問しか出題されないなんて何なのよ!!って大阪のおばちゃん風に大声でツッコみますよ!!!

もう完全に「日銀」とか「選挙制度」とか「環境問題」とか「各国の政治」とか「情報用語」とかを必死になって勉強された方々に失礼な話しですよね!


とにかく来年からは「完全にスルー科目」というコトで良いのではないでしょうか?対策のしようがありません。

まぁ勉強する科目が減って、ある意味良いのかも知れませんけど…

まとめ

まず、今年の本試験は全体的に「難しかった」と個人的には感じていますが、やはり行政書士試験は戦略次第で如何様にも戦える資格試験なのだというコトを痛感しました。

行政書士試験の戦略について

これまでの過去問や予備校の模試などと比べても今年の問題は難しかったと思っていますが、一般知識等科目が想像以上に簡単な問題であったりで拍子抜けしたりしながら、基礎法学が尋常じゃない難しさだったり、商法・会社法が勉強していれば簡単な問題だったりで、事前対策を万全にするのが非常に困難な試験であって、取捨選択を含めた『勉強戦略』を立てて実行していくコトこそが、最も効率的で大切な試験なのだと改めて感じた次第です。


時間があればもちろん全ての科目を網羅的に勉強すべきでしょうが、時間がないならば例えば


こんな方法も考えられます!

行政法+民法だけを勉強する!
行政法+憲法+商法だけを勉強する!

こんな感じでも十分に勝負できる可能性はあると思いますし、自分の得意科目を認識して伸ばしていくコトが必要なのです。

兎にも角にも行政書士試験は、相対的評価試験ではなく、180点とれれば合格できる絶対評価試験だということに尽きると思います!

そして、その事実を前提に「選択と集中」というキーワードが大切になります。

180点を取るためにはどうすれば良いのか?

どうすれば自分の能力、与えられた環境・時間の中で180点取れるのか?

まずは、そこから考え始めるのが最も大切なのだと感じています。

関連記事

www.arikitakansha.com